新型コロナウイルスから労働者の安全を守る「撤退権」=ルーブル美術館が休館
新型コロナウイルスの感染拡大により、世界最多の入場者数を誇るルーブル美術館が3月13日より無期限の閉館を発表しました。政府による「100人以上の集会の禁止」を受けて閉館に踏み切ったものとされています。
今回の閉館措置がとられる直前の3月1日から2日にかけても、同館は臨時休館しました。新型コロナウイルスへの感染を恐れた職員らが、労働法で認められている「撤退権(droit de retrait)」を行使し、就業拒否を行ったためです。