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パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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堺市がパリで包丁研ぎ実演!欧州における市場開拓へ

刃物で有名な堺市が、同市の刃物専門店と包丁研ぎ師と連携してパリで開催された日本食文化と観光のイベント「セ・ボン・ル・ジャポン」に出展し、堺の包丁や伝統工芸品の展示・販売を行いました。

 

 このイベント出展に先駆け、堺の包丁を知ってもらうために、有名料理学校「ル・コルドン・ブルー」で生徒を対象に、また和包丁専門店「ジャパニーズ・ナイフ・カンパニー」でシェフを中心とした和包丁所有者を対象に、包丁研ぎの実演を行いました。

 包丁研ぎの実演には堺打刃物伝統工芸士の田原俊一さんが来仏。田原さんは約110年続く研ぎ職人の家系の3代目で1966年より家業に従事し、今年で50年目を迎えられるマイスターです。

 講習では、堺の包丁の特徴や歴史の紹介、その切れ味や研ぎ方を実演し、堺の包丁の魅力をアピールしました。料理学校の先生、生徒そしてシェフたちは、田原さんの技や堺の包丁の切れ味に驚き、包丁を研ぐタイミングや研ぎ石の使い方など積極的に質問していました。

 ここパリでは日本の包丁は有名で、現地調理器具専門店などにも日本製の包丁が販売されています。堺市の方は、フランス人の反応はとても良かったが、堺の包丁はまだ知られていない。今後どのようにしてプロへアピールをしていくかが課題と話していました。

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写真(左):ル・コルドン・ブルー・パリ校での包丁研ぎ実演の様子

写真(右):ジャパニーズ・ナイフ・カンパニーでの包丁研ぎ実演の様子