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パリ事務所(クレア・パリ=CLAIR PARIS)は、日本の地方団体のフランスにおける共同窓口として、1990年10月に設置されました。

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日本の地方の魅力をご紹介! ~フォンテーヌブロー美術史フェスティバルに出展~

 2021年6月4日から6日にかけて、クレアパリ及び兵庫県パリ事務所は「第10回フォンテーヌブロー美術史フェスティバル」に出展し、雄鹿のギャラリ―(La galerie des Cerfs)にて、北は北海道から南は沖縄まで地域ごとに多様な魅力をもつ日本の地方情報を一か所に集め、来場者のみなさまにご紹介しました。

 本イベントは、仏文化省、フォンテーヌブロー城及び国立美術史研究所の主催により世界遺産として登録されているフォンテーヌブロー城及び周縁において、コロナ禍後初のフランス政府の公式行事として開催され、会期中は約20,000人の来場者が訪れました。第10回目となる本イベントは、欧米以外では初めて日本が招待国となり、「喜び(Plaisir)」をテーマに230以上プログラムが用意され、若者からお年寄りまで実に多くの方々が参加しました。初日には、イベントの成功と日本の魅力発信のため、伊原純一在フランス日本国大使がクレアパリ・兵庫県ブースを激励に訪れたほか、ブースには全3日間で約550名の方が訪問してくださいました。

 クレアパリは、日本の地方自治体を代表する組織として、日本各地の自然や文化、特産物などに関する観光パンフレットをお配りし、来場者一人一人の興味や関心に合わせて、地域の特徴や、歴史文化、それらをつなぐ周遊ルートなどをご案内しました。東京、大阪、京都をはじめ、先史時代の縄文遺跡群のある北海道・北東北エリア、江戸時代を代表する庭園や多くの伝統工芸が残る石川県金沢市、1200年以上続く日本の巡礼「四国遍路」など、歴史や文化に関わりの深い地域は、とりわけ来場者には魅力的であったようです。

 また、今回、ブースの来場者には日本一のお茶農家数を有し、古くからのお茶の生産地である静岡市の緑茶一煎パックをプレゼントしたほか、城内ディアンヌ庭園内に設けられた佐賀県・広島県の「WE WANT SAKE」ブースでは日本酒の試飲・販売も行われるなど、日本各地の情景や風情を味覚を通じても感じていただけたことと思います。

 そのほか、日本に関心のある学生の方々には、日本の地方で働きながら外国語教育や国際交流を推進するJETプログラムについてクレア担当職員から直接説明したほか、来場者の出身地域の姉妹都市を紹介することで、より日本を身近に感じていただくことができました。  

 今回の出展は、インターネット上では伝えきれないクレアの様々な活動を直接発信する機会となり、また、多くの来場者が「コロナ禍で難しい状況ではあるが、日本のことをもっと知りたい」、「早く日本に行きたい」と話してくれたことは、クレアパリにとっても「喜び」に満ちた3日間となりました。

 クレアパリでは、今後も日本の地方自治体の共同窓口として、日本の地方の魅力をフランスのみなさまに向けて発信していきます。

 

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第10回フォンテーヌブロー美術史フェスティバルは日本が招待国でした

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クレアパリ・兵庫県ブースへようこそ!

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来場者一人一人の関心に合わせて、クレアパリ職員がお答えします

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ディアンヌ庭園の「WE WANT SAKE」では、広島や佐賀の日本酒試飲・販売も行われました

 

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