パリの観光見本市「Salon Mondial du Tourisme Paris 2022」で西日本の観光PR
2022年3月17日から20日にかけて、フランスおよび世界各国の観光関連団体が出展する観光見本市「Salon Mondial du Tourisme Paris 2022」が開催されました。
日本からは、日本政府が出展したブースと、日本政府観光局(JNTO)を中心に日本の自治体・観光関連団体等が共同出展したジャパンブースの2つの出展がありました。
日本政府のブースでは、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」によって創出されたレガシーを世界へ発信するため、大会に参加する国や地域と日本の自治体がスポーツ・文化・経済などの多様な分野において交流し地域の活性化につなげる「ホストタウン」や、共生社会の実現に向けたユニバーサルデザインの普及などの取り組みの紹介、同大会に関するアンケート調査が行われました。
ジャパンブースでは、一般の来場者に向けて旅行プランの作成や観光情報などの提供が行われました。また、書道のデモンストレーションや三味線の演奏、参加者が「あかべこ[1]」や「ミニだるま」に色を塗ってオリジナルの作品を作る体験プログラムなど、様々な集客イベントも行われました。
クレアパリ事務所は、岡山県から活動支援依頼を受けて、ジャパンブースに共同出展した「WASAKURA」ブースに参加。このブースでは、西日本の島根県、岡山県、広島県、神戸市の観光情報を取り扱っており、来場者に向けて各地域の観光PRを行いました。観光PRを行う中で、足立美術館の日本庭園(島根県)、厳島神社(広島県)、日本刀で有名な備前長船刀剣博物館(岡山県)、神戸牛(神戸市)が、それぞれ特に来場者の関心を集めていました。1日あたり約250名の来場がありましたが、そのほとんどは退職後のシニア世代で、再び日本を観光できる日を待ち望んでいるようでした。
クレアパリ事務所では、今回の経験を活かしながら、地方自治体の魅力発信に引き続き努めて参ります。
[1] 「あかべこ」とは、赤色の牛をモチーフにした福島県会津若松に伝わる伝統的な郷土玩具で、福を運ぶシンボルとして親しまれています。
書道デモンストレーションの様子 | あかべこ作り体験の様子 |
WASAKURAブースの全景 | 来場者に観光PRを行うクレアパリ事務所職員の様子 |
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